まず、私が考える10年後のビジョンをお話します。
これからの世の中に「何が必要か」を考えてみると、資源や労働力に限りのある日本には、デザインのチカラが必要です。ジャパニーズ・デザインを世界に広めることが、日本を代表するスクールに求められていると感じています。
そして、ITテクノロジーの進化とともに、デザインそのもののあり方が変わってきます。今後は「ファッション」「ゲーム」「フード」などといったカテゴリー分け自体、意味がなくなるのかもしれません。そのような社会環境の変化があっても、第一線で実力を発揮できる、分野にとらわれない人材を育成するスクールが必要です。
さらに、アジア全域のクリエイター育成へのリーダーシップが、世界から求められています。バンタンがリーダーシップをとっていくことで、バンタンで学ぶ方々の実力を、今以上に引き上げていきたいと考えています。



そのために私たちが行なうアクション・プランは、次の3つです。
まず最優先すべきは、学生・講師・スタッフのGlobal化です。語学の習得だけにとどまらず、人を育てるという観点からも、様々な価値観、多様性が活きるスクールにしたい。それが真のGlobal化だと考えています。
2つめは、バンタンがアジアの Creative Hub(クリエイティブの中心)になり、欧米ではなく日本のバンタンから世界デビューができるという環境を、アジア各国の人々にも提供したいと思います。日本の皆さんにも大きな刺激となるでしょう。
3つめは、産学連携プロジェクトの未来形として、「バンタンならでは」のインキュベーション(事業支援)の仕組み確立することです。
2020年、10年後の近い未来、皆さんはどうなっていたいと思いますか?
世の中は日々変化しています。現在学生の皆さんが10年後プロとして業界を引っ張る立場にいる頃、その業界も現在とはかなり変化しているはずです。バンタンのスクールも、10年前と同じことを続けていては世の中の人々を魅了し続けることなどできないでしょう。
私たちのメッセージ「つくるチカラと、こわすチカラを。」とは、変化を恐れず、常に新しいものを創り続けるチカラを、世の中に与えたいという意味です。そのためにはまず私たち自身が変化を恐れないことが大事だと考えています。
バンタンは成長を止めません。皆さんも同じです。大切なのは、受身にならず、周りに流されず、自ら積極的に変化を続けるということです。自分が当たり前だと思っていることを変えていくのは、誰しも大変な勇気がいることです。しかし、その勇気を与え続けていくのが、バンタンの使命だと考えています。
ひとつだけ、バンタンが創立以来40年以上変えていないことがあります。それは、バンタンは世の中を変えていく使命感とエネルギーを持つ、クリエイターの集まりであるということ。これからもそうあり続けていきたいと思っています。



















































