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プレスリリース

【バンタングループ】“教育の質低下・教員不足”に一石を投じる 現役で活躍するクリエイター講師を強化 ~映像作家 柿本ケンサク氏、オーナーシェフ 鳥羽周作氏が学部長 就任で より活躍する人材育成を目指す~

2022.07.13VANTAN

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 プロの現場による実践スクール事業を行い、「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとする株式会社バンタン(本部:東京都渋谷区)は、現役で活躍するクリエイター講師を強化してまいります。この度、現役クリエイター講師の代表として、映像作家・写真家の柿本ケンサク氏をファッション、ヘアメイク、グラフィックデザイン、映像のスクール「バンタンデザイン研究所」の新学部長に、一つ星レストラン「sio」の鳥羽周作オーナーシェフを製菓・調理・カフェの専門校「レコールバンタン」の新学部長に就任することを発表します。

■日本の学力・賃金低下と教員不足が深刻化する教育業界の今
 今年1月に発表された文部科学省初の実態調査で教員不足の現状が明らかとなり、4月に教員免許を持たない人を教師として採用可能な特別免許制度の積極活用が同省より通達されました。また、教員の多忙化の一因とされ、人材確保に影響を与えて教員不足につながっていると指摘されていた教員免許更新制が今月1日に廃止され、教師を続けやすくなった反面、常に教師自身も進化することが求められる時代になりました。
 また、世界各国が経済を大きく成長させる中で日本の経済成長は遅れており、その一因として、不透明な教員審査や教育機関の体質、前述の教員不足による教員及び授業の質低下による日本の学力低下が挙げられます。
 そんな現代社会が抱える課題を、バンタンは大学でも専門学校でもない第三の選択肢「企業型専門校」として解決し、講師は100%現役で活躍するクリエイターとして、更なる質の強化に努めてまいります。

■企業型専門校としての特徴
 バンタンは1965年の創立当初より、トレンドの移り変わりが激しいクリエイティブ業界の「今」を軸とした教育を提供するため、業界の最新技術や求められている人材像とスキルを熟知した現役のクリエイターを講師に迎えてきました。毎年講師に対する満足度調査を実施しており、最新の調査では生徒(以下、メンバーという)の満足度は91.5%※1。専門学校の卒業生を対象とした調査※2でも講師の質が評価されており、「講師の質が良さそう」なスクールNo.1に選ばれています。
 そんな講師陣から、メンバーはスキルやノウハウなどの習得だけではなく、成功談や他では聞くことの出来ない失敗談からも学習しています。また、新型コロナウイルスの影響によりデジタル化が進むなど様々な変化があった社会を肌で感じている講師から、今どのようにメンバー自身の「好き」を就職につなげられるかアドバイスが出来、学習・就職といった人生の重要な場面において現役クリエイター講師が何より重要と考えています。
 その結果、ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、ゲーム、アニメ、パティシエ、カフェ、プログラミングといった幅広い分野にて202,549人の卒業生が活躍しています。中でも、飲食業界で店舗を開業した場合、一般的には3年後の生存率は約30%と言われている中、食の専門校「レコールバンタン」の卒業生は78%※3を誇るほか、ファッション分野でも、ファッション誌VOGUE JAPANが選ぶ2022-23年秋冬東京コレクション注目10ブランドのうち、2ブランドが卒業生が手掛けるブランドであり、世界で評価されるクリエイターを続々と輩出しています。

※1:2021年度全スクール講師満足度実績。10点満点中7点以上が91.5%
※2:ドゥ・ハウス調べ(2022年3月)
※3:2022年5月時点

■教師の在り方を問うバンタンの講師採用基準を初公開
 そんなバンタンは、教員不足が叫ばれ、教師の在り方が問われているいま、メンバー満足度が高い現役クリエイター講師の採用基準を初公開。全14スクール共通して20項目を掲げており、現役で活躍しているかはもちろん、就職に向けたサポートを行えるか、バンタンの教育理念に賛同しているかなどを確認しています。採用継続にあたってはメンバー満足度も選定基準としており、教わるメンバーの声も反映しています。

【採用基準の項目】
◯現役で活躍している
1. 今現在もその業界の現役で仕事をしている
2. 業界の第一線で活躍している
3. 業界での仕事がメインの仕事である(講師業がメインではない)
4. メンバーに見せられる高い質の作品がある
5. 周辺領域含め、業界知識・トレンドに広く精通している

◯就職サポート・業界ネットワーク
6. 業界の就職事情、求められる人物像を理解している
7. 業界での人脈を活用し、仕事やインターン先の紹介が出来る
8. メンバーの卒業後も同業界での人脈となりえる

◯教育にかける情熱
9. バンタンの教育理念に共感している
10. メンバーの未来の成功を信じている
11. メンバーの輩出にコミット出来る
12. 他の講師の立場や実績を認め、研鑽し合える

◯人格・人柄
13. コミュニケーション能力が高い
14. 教育者としての自覚と責任感がある
15. 上下関係ではなく、業界の仲間としてフラットな関係で接する
16. 感情のコントロールができる(癇癪を起こさずに冷静に対処出来る)
17. 相手の意見や指摘をまずは受け入れる素直さがある
18. スタッフや講師、メンバーと助け合いチームワーク力を発揮出来る
19. LGBTQ+を理解、受容している

◯継続条件
20. 満足度アンケートの評価が平均6.0以上(10段階中)

■新学部長として現役クリエイター講師を起用
 そんなバンタンの現役クリエイター講師は現在、全14スクールで約820名在籍しています。これまで業界を牽引するクリエイターがコースを監修してきましたが、このたび、学部長として新たに2名の現役クリエイターを起用することを発表します。

デザイン映像学部の新学部長:柿本ケンサク氏
 ファッション、ヘアメイク、グラフィックデザイン、映像のスクール「バンタンデザイン研究所」のデザイン映像学部の新学部長に就任するのは、大河ドラマ「青天を衝け」のタイトルバックを手掛け、最近では監督作品の「恋する寄生虫」が話題となっている映像作家・写真家の柿本ケンサク氏。技術やスキルが評価されがちなデザイン・映像の業界で、社会と近い学びの場を創るという柿本氏の思いから、ただ技術を教えるのではなく、その技術はなぜ生まれたのか、生徒自身がやりたいことを追求するには何を学べば良いかといった学ぶ意欲を掻き立て、自ら行動出来る人材を育成します。また、近年の国際映画祭でのアジア作品に対する世界の評価が高いことを受け、世界を視野に入れた作品作りを行います。

【コメント】
あなたの好きなことを見つけること、好きなことを真似し、好きなことを武器にしていくこと。どんな人にも必ず好きなことがあります。そして、あなたの好きなことは、必ず誰かが好きなことです。
この世界の最先端を学び、教室から一歩出た瞬間から、すぐに活用できる技術や知識を届け、あなたの好きを形にしていく背中を押していく。我々はあなたの好きが育つ環境を作ります。

【プロフィール】
映像作家、写真家。
多くの映像作品を生み出すとともに、広告写真、アーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動。2021年大河ドラマ「青天を衝け」メインビジュアル、タイトルバックを演出。映画「恋する寄生虫」が公開された。2022年、NHK「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」が放映決定。また、現代美術家としても多くの写真作品を国内外で発表。2016年、代官山ヒルサイドフォーラムにて写真展 『TRANSLATOR』 展を開催 。2017年、ニューヨークの タカ・イシイギャラリーにて「HYOMEN」展、 2021年、代官山ヒルサイドフォーラムにて「TRANSFORMATION」展、渋谷PARCO GALLERY Xにて「時をかける」展を開催 。国際美術展「水の波紋2021」に選出される。




調理&フードブランドプロデュース学部の新学部長:鳥羽周作シェフ
 製菓・調理・カフェの専門校「レコールバンタン」東京校の調理&フードブランドプロデュース学部の学部長に就任するのは、一つ星レストラン「sio」のオーナーシェフで、メディアにも多数出演する鳥羽周作シェフ。飲食業界は新型コロナウイルスに大きく影響を受け、店舗の空間作りや提供の仕方はもちろん、電子決済やSNSでの発信といったデジタル領域も重要となり、店舗の業態は大きく変化しています。鳥羽シェフが監修する新学部では、料理のほか、マーケティングや空間プロデュース、エリア出店リサーチ、経営マネジメントなど「食を通した体験」のすべてを身につけ、在学中から飲食店を作り運営するといった新しいコンセプトを展開。これからの料理人に必要な総合力をプロのクリエイターから学ぶことで、時代に求められるフードクリエイターを育成します。

【コメント】
料理を作る技術と同じくらい、発信して伝えることが大切で、これからのシェフには総合力が求められます。また、料理が好きなら、現場に立つだけではなく、プロデュース能力を伸ばしていくことで新たな活躍の場がある時代になりました。このコースは、sioイズムを学び、「おいしい思考」を身につけ、実際に飲食店を作り運営することで、お店をプロデュースする方法を学ぶ超実践コースです。もちろん初心者も大歓迎!料理が好きな皆さんと一緒に、未来の飲食業界を創ります!

【プロフィール】
sio株式会社代表取締役 | シズる株式会社代表取締役
Jリーグの練習生、小学校の教員を経て、31 歳で料理の世界へ。
2018年「sio」をオープン。同店はミシュランガイド東京 2020 から 3 年連続一つ星を獲得。
現在、「sio」「Hotel's」「o/sio」「o/sio FUKUOKA」「パーラー大箸」「㐂つね」「ザ・ニューワールド」「おいしいパスタ」と8店舗を展開。書籍 / YouTube / SNSなどで公開するレシピや、フードプロデュースなど、レストランの枠を超えて様々な手段で「おいしい」を届けている。モットーは『幸せの分母を増やす』。



バンタンは今後も現役クリエイター講師の質を高め、個の時代を生き抜く新しいスクールを目指します。

■参考情報
【活躍している卒業生】 ※一部抜粋
ファッションデザイナー 森永邦彦、映像作家・写真家 柿本ケンサク、ヘアメイクアップアーティスト 光崎邦生、モデル・タレント・インフルエンサー 田向星華、ゲームクリエイター 塩川洋介、
SSS by applibot代表 高木正文、selsalsaleオーナーシェフ 濱口 昌大、フリーランスパティシエ/Cochon Charmantパティシエ 向井 聡美 、chou à la crème Capriオーナー 角島瑞希 など

【講師一覧】 ※一部抜粋
スタイリスト TEPPEI、ヘアスタイリスト KUJIRA、アートディレクター千原徹也、スケーター/ペインター 村岡洋樹、グラフィックデザイナー 安川宏輝、メイクアップアーティスト TOMO、ヘア&メイクアップアーティスト 田中 いづみ、ゲームプログラマー 中村 匡彦、ディレクター ハヤシ ヒロミ、Toshi Yoroizukaオーナーシェフ 鎧塚俊彦シェフ、PIERRE HERME PARIS オーナー シェフ ピエール・エルメ、HAL YAMASHITA オーナー兼エグゼクティブシェフ 山下春幸シェフ、株式会社ゆめみ 吉田理穂、株式会社Rejoui 見並 まり江、株式会社ドワンゴ 坂本祥之、すみしょう、佐藤そると、石川利恵 など


■VANTAN(バンタン) http://www.vantan.jp/
1965年創立。「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとし、現役で活躍する講師による授業、長期インターン、産学協同プロジェクトなどの「実践教育」を通して即戦力となる人材を育成している(東京・大阪・名古屋)。ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、ゲーム、アニメ、パティシエ、カフェ、プログラミング、エンターテインメント領域のクリエイター、インフルエンサー、プロデューサーなどの分野で教育事業を展開。これまでに約20万人の卒業生を輩出している。