HOME > ニュース・リリース > プレスリリース一覧 > 【バンタングループ】バンタン、専門学科の枠を超えた生徒チームで企業課題に挑む 産学連携「VANTAN CREATORS PROJECT」始動 第一弾はサンリオ、NIGHT HIKE、Candy Stripperなど。生徒の実践的な学びと、企業側の課題解決を両立させる仕組みを目指す

プレスリリース

【バンタングループ】バンタン、専門学科の枠を超えた生徒チームで企業課題に挑む 産学連携「VANTAN CREATORS PROJECT」始動 第一弾はサンリオ、NIGHT HIKE、Candy Stripperなど。生徒の実践的な学びと、企業側の課題解決を両立させる仕組みを目指す

2026.10.02VANTAN

現役クリエイターによる実践的な授業を展開し、「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとする株式会社バンタン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:木村良輔)は、企業が現場で直面するリアルな課題や挑戦の機会に早期から挑む産学連携プロジェクト「VANTAN CREATORS PROJECT(バンタン・クリエイターズ・プロジェクト、以下VCP)」を始動します。 生徒が社会で通用する「生きた経験」を積む場として、また、企業が「これまでにない新たな視点」を得る共創の場として機能することをめざします。第一弾には、サンリオ(はぴだんぶい・Virtual Sanrio Puroland)、NIGHT HIKE、Candy Stripper(創業30周年)が参画します。

サイトURL:https://www.vantan.co.jp/special/


■社会背景:広がる「探究・専門教育」の需要と、教育現場の人材不足
AIの普及に伴い、知識の習得をAIが担えるようになった今、生徒が自ら課題を発見し、新しい価値を生み出す「実践的なスキル」の重要性が高まっています。こうした流れは産業界においても顕著です。コンテンツ市場の拡大やビジネスの多様化に伴い、現場では企画からプロデュース、表現までを担う実務人材が慢性的に不足しています。経済産業省が2026年8月に発表した「エンタメ・クリエイティブ産業戦略2026」でも、構造改革の柱として「クリエイターの育成・確保」が掲げられるなど※1、産業の現場に即した人材育成は急務となっています。 このような背景から、バンタンにおいても2021年から2026年の間に生徒数が3,000名以上増加するなど、業界に直結した学びへの期待は顕著に表れています。
しかしその一方で、こうした時代のニーズに応えられる探究的・実践的な学びを支える教育現場自体が深刻な人手不足に直面しており、時代の変化に対応した教育体制の構築は多くの教育機関にとって大きな課題となっています。

■現役プロとともに創る「これまでにない実践教育」
生成AI等の進化で表現の同質化が進む中、単一の専門知識だけでなく「デザイン×音楽」「映像×IT」のように複数領域を横断できる人材が社会から求められています。バンタンはこれまでも UNIVERSAL MUSIC や KADOKAWA 等との共同スクールの開設など、実務に即した学びを得られる場を産学連携で創出してきました。
本プロジェクト(VCP)は、そのノウハウを結集し、「学科横断」かつ「複数企業の同時展開」へと発展させた新たな取り組みです。全講師約1,170名※2が業界の現役プロというバンタンならではの強みを活かし、当社社員と現役プロが最新カリキュラムを柔軟に構築。一つの領域にとらわれず、異分野の専門性と企業のリアルな課題を掛け合わせ、実務に強い人材を育成します。 
一方、企業側にとってVCPは、採用難や革新的なアイデアの不足に対し、生徒ならではの新たな視点を獲得できる実験場となります。課題解決のプロセスを共にすることで、企業は従来の採用選考では見えにくい生徒の実務水準を早期に把握できます。VCPは、生徒と企業双方に価値を生み出す新たな共創の場となることを目指します。

■次世代の教育には、「社会勉強」を。企業には、「新たな創造力」を。
 VANTAN CREATORS PROJECT
VCPは、企業が現場で直面している実践的なビジネステーマを学びの軸に置き、現役のプロフェッショナルと生徒が新しい価値を共創する産学連携プロジェクトです。
企業には、自社の持つ実践的なノウハウや知的財産、経営資源を教材として提供いただきながら、生徒ならではの自由な発想やZ世代の視点を掛け合わせることで、新たな価値創出に取り組みます。
生徒は単に答えを教わるのではなく、自ら企画を立案し、講師や企業担当者からのフィードバックを受けて提案を磨き上げていきます。提案した企画は、実際のビジネスと同様の選定プロセスを経て採用・不採用が決定されるため、プロと同じ緊張感のなかでアウトプットに取り組みます。

こうした「社会に開かれた学び」を通じて、在学中から即戦力として活躍できる人材を育成するとともに、企業と若き才能が共に新たな文化や市場を切り拓く、持続可能なクリエイティブ産業の未来を実現します。

【VCPの強み】
  学科横断チーム編成:
現代のクリエイティブビジネスにおいては、複数の領域が複雑に交差する実践の場が不可欠です。多様なクリエイター学科を展開するバンタンだからこそ、デザイン、ファッション、映像、IT、食など、複数学科の生徒が専門の枠を超えて結集することが可能です。多様な感性と技術を掛け合わせることで、単一の領域からは生まれない立体的なアイデアを創出し、社会や企業へ新たな価値を提示します。


「教室の外」で市場の評価に挑む社会実装:
学びを校内だけで完結させず、社会や市場にひらかれた場での発表を重視しています。地域住民や一般客が参加するオープンなイベントでの公開や、厳正なオーディションを経た実際の一般イベントへの出演など、生徒時代から「教室の外=市場の評価」にさらされる環境を創出。社会からのダイレクトな反響やプロの厳しい視線を経験することで、真の「社会人・クリエイター」としての実践力と現場対応力を培います。


第一線の「現場知」を直接学ぶダイレクト指導:
バンタンが誇る現役プロ講師陣に加え、参画企業のマーケティングや商品企画などを担う現場担当者が直接生徒の指導にあたります。教科書通りの理論ではなく、企業の最前線で今まさに動いている生のマーケット情報や実務ノウハウ(課題、戦略、判断基準)を直接講義・フィードバック。現場のリアルな熱量に触れることで、生徒のプロ意識を飛躍的に高めます。


■AI時代の「表現の同質化」を、VCPの”異分野の掛け算”で打破る     
 株式会社バンタン 代表取締役社長 木村 良輔 メッセージ
AIやツールの進化によって誰もが一定のクオリティを再現できる時代になったからこそ、いま、クリエイティブ業界には『どこかで見たような表現の同質化』という新たな課題が立ちはだかっています。表面的なスキルの習得をAIが担える時代において、これからの教育機関に問われているのは、答えのない問いに挑む実践的な学びと、領域を超えた共創の場です。
バンタンが目指すのは、単に技術を教える場にとどまらない”実践的な教育”です。ファッション、映像、デザイン、IT、食といった多彩な専門性が交差する環境を生かし、プロの実務知と生徒の自由な感性を掛け合わせた、まだ誰も見たことのない『新しい価値』を社会に打ち出してまいります。
VCPは、単なる企業の協賛や短期的なイベントではなく、企業と若きクリエイターが対等に挑む『共創R&Dプラットフォーム』です。企業にとっては自社内だけでは生まれない表現に挑む実験の場となります。
将来的には実務を通じた相互理解のもと、ミスマッチのない次世代人材を発掘・育成する新たな採用モデルとしても機能させていく構想です。時代の変化を恐れず、企業とともに新しいクリエイティブと教育の未来を切り拓く挑戦の場を、バンタンが先頭に立って創り出していきます。


【参画企業からのコメント】
Virtual Sanrio Puroland  プロデューサー:hirotaso氏
この企画では、みなさんと一緒にアイデアを出しながら、形にしていきたいと思っています。
僕たちが考えていることもお伝えしつつ、生徒の皆さんが普段楽しんでいるものや、「これをやったら面白そう」と思うことも、ぜひ聞かせていただきたいです。
はぴだんぶい、Virtual、ファッション、音楽など、いろいろな「好き」を組み合わせながら、面白い企画を一緒に考えていけたらうれしいです。みなさんのアイデアを楽しみにしています。

NIGHT HIKE TRIBALCON. 運営ディレクター :石井祐貴氏
今回、教育に絡めた取り組み自体が初めてということもあり、バンタンの皆様と一緒に試行錯誤しながらプロジェクトを進めています。
実際に取り組む中で生徒の皆さんの熱量を強く感じるとともに、今回の取り組みが単なる企画にとどまらず、今後の新たな可能性や次の取り組みにつながっていくことを実感でき、大変嬉しく思っています。

Candy Stripper デザイナー:板橋よしえ氏
Candy Stripperは、2025年11月にブランドデビュー30周年を迎えました。
今回、次世代を担う生徒の皆さんと一緒に、30周年のアニバーサリーイベントにつながるクリエイションに取り組めることを、とても嬉しく思っています。
生徒の皆さんの自由でフレッシュな感性と、Candy Stripperが30年間大切にしてきたものが掛け合わさることで、新しい表現が生まれることを楽しみにしています。

■今後の展開
バンタンは2026年9月中旬より、VCPの概要を段階的に公開します。各参画企業のプログラムごとに実施内容の詳細を順次発表するとともに、企画過程や公開イベントの様子をメディア向けに順次公開していく予定です。第一弾以降も、企業にとっての「新たな表現・企画の実験場」と、生徒が実践的なスキルを得る「学びの場」という2つの意義を掛け合わせた、次世代と企業をつなぐプロジェクトを継続的に実施していく方針です。個別の企業課題に取り組んだ経験を積み重ねることで、卒業段階で即戦力に近い実践力を備えた人材を育成する仕組みへと育てていきます。

■VANTAN(バンタン)について https://www.vantan.jp/
1965年創立。「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとし、現役で活躍しているクリエイター講師による授業をはじめ、長期の有償インターンシップ、企業とのコラボレーションといった「実践教育」を通して即戦力となる人材を育成している(東京・大阪・名古屋・福岡、札幌)。ファッション、ヘアメイク、ビューティ、グラフィックデザイン、映画映像、ゲーム、eスポーツ、アニメ、パティシエ、調理、プログラミング、エンターテインメント領域のクリエイター、インフルエンサーなどの分野で全日制の専門スクール・中等部※2・高等部※3・大学部※4・社会人向けのキャリアカレッジを展開。これまでに21万人以上の卒業生を輩出している。今回始動する「VANTAN CREATORS PROJECT(VCP)」は、この教育モデルを土台に、企業と生徒が学科横断で共創する産学連携プログラムです。

■「教員を雇わないスクール」 世界で活躍するプロフェッショナルな講師が実践的学びを提供
バンタンには専任教員が一人も在籍していません。業務委託契約を結ぶ全講師1,169名※5は、全員が業界の第一線で活動する現役のプロフェッショナルです。授業は現役プロ講師が、カリキュラム設計は社員と外部講師が共同で、スクール運営と生徒サポートは社員が担うという分業体制を取っています。
時代のスピードに合わせて柔軟かつスピーディーに変化できるこの環境があるからこそ、常に「最新の現場知」を教育に反映することが可能です。バンタンはこれまでも、企業と連携したスクール運営や実務接続の仕組みづくりに取り組んできました。
VANTAN MUSIC ACADEMY POWERED BY UNIVERSAL MUSIC(2026年4月開校、初年度507名)、KADOKAWAアニメ・声優アカデミー(2024年4月開校、959名)、ZETA DIVISION GAMING ACADEMY POWERED BY VANTAN(2027年4月開校予定)のように企業と共同でスクールを立ち上げる取り組みや、UUUMでの企業インターンシップなど、単発・単一学科の連携を重ねてきました。VCPは、これらの取り組みで培った企業連携のノウハウを、学科横断・複数企業同時展開という形に進化させたプロジェクトです。バンタンはこれからもスクールの枠を超え、社会や企業と地続きとなった新たな実践教育の可能性を切り拓き続けていきます。

※1 経済産業省「エンタメ・クリエイティブ産業戦略2026」(2026年8月20日公表)
※2:学校教育法第一条に定められた中学校ではありません。ご自身の中学校に在籍したままバンタンゲームアカデミー中等部で学んでいただきます。
※3:通信制高校 学校法人角川ドワンゴ学園 S高等学校との連携により、高校卒業資格を取得
※4:連携している通信制大学にて大卒資格を取得
※5:2026年4月時点、1,169名