◆ NYで増加中。“ヴィーガン”とは?
“人種のサラダボウル”と表現されるニューヨークでは、食生活も多種多様です。
宗教の信仰上、戒律を守った食生活を送る人もいますが、自分から選んでベジタリアンになる人やヴィーガンになる人もいます。
みなさんは、この「ヴィーガン(Vegan)」という言葉を聞いたことがありますか?ヴィーガンは日本語でいうと「純菜食主義者」のことです。ベジタリアンよりも更にストイックで、卵や乳製品などの動物性たんぱく質を一切取らない人達の事を指します。
そんなライフスタイルを送る人が増えてきていることもあり、スーパーやベーカリーでも、「Vegan」と表示されたパンやスイーツを多く見かけます。
また、Vegan食を扱うことを売りにしたレストランやカップケーキ屋などもあり、こういった食生活を送る人が増えてきていることを感じさせます。
(左:ホールフーズマーケットの野菜の表示。プレートには「Organic」「Local」などが明記されています。)
(右:ヴィーガン向けのカップケーキの専門店。)
◆ 「食」の安全を求めて。拡大するオーガニック志向。
体質が理由でベジタリアンやヴィーガンになる人もいますが、どちらかというと、商品管理や肉の流通のしくみに不安を感じる人や、環境のために食べないという人達も多いようです。
確かに米国の様に、ここまで大きい国だと産地が分かりにくく、見えない部分が多いと思うので、私自身も食べるものには日本にいるときよりも敏感になっています。
卵や牛乳などは特にオーガニック製品を選ぶように心がけているのですが、日本よりもオーガニック製品の流通が進んでいるので、探すのにも困りません。
オーガニックもニューヨークの食生活を語るのには欠かせないキーワードとなっています。
オーガニック製品が店内の大部分を占めるホールフーズマーケットは、マンハッタン内だけでも4店舗ありますし、地産地消型、作り手が直接販売を行っているファーマーズマーケット(青空市場)も年々規模が大きくなっています。
(地産地消型、作り手が直接販売を行っている“ファーマーズ・マーケット”。)
◆ オーガニック製品の先進国で、バンタンの新たな提案!
しかしながら、こちらのヴィーガン向けのスイーツの中には、卵と乳製品を使っていないだけで、添加物が多く使われていたり、味もそこまでおいしくなかったりする商品が多いのも、また現状です。
このような流れを受け、バンタンフードクリエイションがオープンする予定のスイーツショップには、ヴィーガン、ベジタリアン向けのスイーツや、オーガニック・スイーツも品揃えしていけたらと感じています。
ヴィーガン・ベジタリアンの人も、そうでない人も楽しめるようデザートの提案を行っていく予定です。
※バンタンフードクリエイションが発信する世界の「食」情報はこちら
→「食」から始まるライフスタイル発見サイト FJapon
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